分割キーボードのすゝめ
Photo by Harlie Raethel on Unsplash
はじめに
この記事はスタディスト Advent Calendar 2019の5日目の記事です。 スタディストのメンバーが素敵な記事を続々と投稿してくれている中、箸休め的に(来年以降の社内ハードルを下げるためにも)お手軽なテーマで記事を書いてみます。 今回のテーマは分割キーボードについてです。
分割キーボードとは?
分割キーボードとはその名の通り、左右に分割されたキーボードのことです。 本記事は、私を含めスタディストの一部メンバーが愛してやまない分割キーボードについて紹介し、一人でも多くの分割キーボーダーを増やすことを目的としています。
社内状況
現在スタディストでは、開発部で3名、情シスで1名、計4名が分割キーボードを使用しています。 内訳は、圧倒的存在感を放つErgoDox EZが2名、そしてBaroccoが2名です。 私はBarrcco(JIS配列)を愛用しています。赤軸派です。
余談ですが、分割キーボード利用者というだけで割と変態扱いされます。私はさらにMacBook ProでBoot Campしているので、変態属性が増しています。
※さらに画面焼けしている(要修理)
分割キーボードのメリット
分割キーボーダーを増やすためには、その圧倒的メリットを紹介しないといけないでしょう。 私の考えるメリットは3つあります。
1. 肩凝りが軽減する
普通のキーボードを使うと肩が閉じ、知らず知らずのうちに肩に力が入ってしまいます。 その結果、肩こりが酷くなります。私もそうでした。 これは普段キーボードをカタカタする仕事をしている人間にとっては死活問題です。
しかし分割キーボードの場合、キーボードに手を置いた際に自然と肩が開き、肩に無駄な力が入らなくなります。 私は重度の肩こりでしたが、分割キーボードに変えてから肩こりが軽減した気がします。(個人の感想です)
2. 目立つ
人とは違うことをやりたいあなたにお勧めです。 圧倒的ギーク感が出せます。(個人の感想です)
3. いざとなれば連結してHHKB風にできる
私が使用しているBaroccoの場合、いざとなれば結合して使用できます。 結合すると、某HappyでHackingなキーボードに見えなくもないです。 気分を変えてオーソドックスなスタイルでカタカタしたいときにもお勧めできるキーボードなのです。(肩が犠牲になります)
デメリット
モノにはメリットがあれば必ずデメリットもあります。 本来分割キーボーダーを増やすために書いている記事ではありますが、スタディストのValueであるFair Playに則ってデメリットも紹介しなくてはなりません。 なお、ここでのデメリットはあくまで私がBaroccoを使用したときに感じたものです。
1. アローキー操作が大変
アローキー、すなわち方向キーの操作が難しいです。 普通のキーボードであればアローキーはそれ単独で実装されていることが多いですが、Baroccoの場合、通常はFNキーと組み合わせて使わなくてはなりません。 慣れるまでは操作が難しいです。
しかし、いったん慣れてしまえばアローキーのあるキーボードで操作した際にそのありがたみを享受できるので、自らに制限を課す人にはお勧めできます。 また、最新のBaroccoではアローキーも実装されていますよ!
2. 左右の接続コードが見苦しい
PCの操作環境(見た目的に)に拘る人には致命傷かもしれませんが、左右のキーボードを接続するコードが非常に見苦しいです。 絶妙に長さが足りないため、ディスプレイの背部に回すこともできず、キーボードの上を醜くコードが這っています。 ディスプレイの背部に回すためにもう少し長いコードに交換したいところですが、Baroccoの場合はMicroB-MicroBのコードが必要なため、部品調達が難しいです。 社内のもう一名のBaroccoユーザーは、コードを延長し背面に回して凌いでいます。
まとめ
さて、分割キーボーダーをふやすべく、その魅力について紹介してきました。 心なしかデメリットの分量が多い気がしますが気のせいです。 デメリットを書いている時の方が軽やかにBaroccoでタイプしていた気がしますが、それもきっと気のせいです。
分割キーボードはとても良いものです。2年ほど使用していますが、手に非常になじんでいます。 これなしには生きられません。きっと次のキーボードも分割キーボードにするでしょう。
ここまで読んでくださった方は、是非分割キーボードに手を出してみてはいかがでしょうか。 最近は自作キーボード界隈でも分割キーボードがアツいので、分割と自作の二つの沼に沈むのも悪くはないと思います。